娘には本好きになってほしいという思いがあり、長女が幼い頃(3~4歳頃)、寝る前に読み聞かせをしたりしていたのですが、あまり上手くいきませんでした。いまいち娘がノッてきていないというか、楽しそうではないのです。自分から本を手にとることも少なく「この子は本に興味をもたないタイプなのかな。押しつけるものでもないしな」と半ば諦めていたのですが、5歳の時、驚くべき出来事が起こりました。長女が『おんなのこのめいさくえほん』(西東社)をかじりつくように読んでいたのです。この本は、少し前にBOOKOFFで見つけ、何の気なしに購入して本棚に並べておいたものでした。約200頁と決して短い本では無いのですが、数日のうちに読み終えていました。
今まで本に関心を示さなかった娘に何が起こったのかわからず、なぜ読む気になったのか聞いてみると、
「絵がかわいいから」
…という答えが返ってきました。娘は現代風(?)なかわいらしいイラストが好きなようで、「絵のかわいさ」が本の世界に没入できるか否かを分けていたのでした。僕自身には「絵で読む本を決める」という考えが無かったので「そんなこともあるのか!」と驚き、その後はBOOKOFFで絵のかわいい本を漁るようになりました。
上の3種は『めいさくえほん』後に娘がハマったシリーズですが、どれも絵がかわいらしいですよね。絵の力ってすごいなと感じさせられます。
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さて、あれから3年程経ち、次女が5歳となりました。「絵がかわいい本」という成功体験があるので、長女が読んでいた本を次女にも薦めてみるのですが、あまり興味が湧かないようで手を伸ばしません。先日、そんな次女を連れて図書館に行ったとき、下の本を借りたいと言って持ってきました。
なぜこの本が良いのか聞いてみると、
「だって、おなら面白いじゃん」
…子どもは1人1人違います(笑)